50過ぎて、今更SNS始めたいな・・・って・・・
もう遅いかなあ・・・
全然そんなことはありません!!
むしろ「やりたいこと」は今やりましょ!!
最近、50代・60代の方々がSNSを始める動きが増えています。若者のツールと思われがちなSNSですが、実はこの世代だからこそ得られるメリットがたくさんあります。
子育て中は何だかんだと子どもの話で盛り上がった間柄でも、年齢を重ねて子どもの話・家族の話がなんとなくかみ合わなくなってくると、話す話題が減ってくることも・・・趣味も意外と違ったり。
そんな時に趣味が合う人を探したくなるものですが、年齢を重ねていると趣味も多方向に広がっているし、なかなか趣味が合う人を探すのも一苦労。そんなときにSNSは、家族や友人とのコミュニケーションツールとして活用できるだけでなく、趣味や地域活動などの新しいつながりを見つける場にもなります。
「50代・60代だけど、私にも使えるかな・・・」そんな心配があるかもしれませんが、現在は使いやすいデザインやサポートが充実しているSNSが多く、初心者でも安心して始められる環境が整っています。また、子どもやお孫さんに使い方を聞いたりして、そこからコミュニケーションを広げて行くこともできますよね!!
「今さら始めても遅いかな?」と感じる方もいるかもしれませんが、むしろ新しいことに挑戦することで毎日がさらに充実します。ほとんどのSNSは無料で始めることができますし、迷っている時間がもったいない気がしませんか?
この記事では、50代・60代の方がSNSを始めるポイントや楽しみ方をご紹介します
SNSの基本と選び方
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、インターネット上で人とつながるためのツールです。
代表的なSNSには、Facebook、Instagram、LINE、Twitter(現X)などがあります。それぞれに特徴があるため、目的に応じて選ぶことが大切です。
LINEもSNSに含まれるの・・・??
LINEって普段メールのようにやり取りする使い方をする人が多いので、SNSっていわれると「??」と感じる人が多いですよね。VOOMなどで動画のショート動画配信できたりするからなのだと思うのですが、実質的にはメッセージアプリとして使用されている方がほとんどだと思いますので、LINEは除外してお話を進めていきますね。
今日本で特にシェアを持っているSNSは主にこの3つです
- Facebook:家族や昔の友人との交流に最適。
- Instagram:写真や動画を共有するのが好きな人向け。
- X(旧Twitter):リアルタイムの情報が入りやすいのが特徴。
最初は、すでに家族や友人が使っているSNSから始めると、交流がスムーズに進みますし、操作に困った時も質問しやすいです。また、アカウントを作成するときには、プライバシー設定を確認しておきましょう。
50代・60代におすすめのSNSとその特徴
それでは具体的にどのSNSが50代・60代の方に適しているのか、用途別におすすめを紹介します
- 交流を広げたい方へ:Facebookは、同窓会グループや趣味のコミュニティに参加しやすい環境が整っています。
- 写真や日常をシェアしたい方へ:Instagramは、シンプルな操作性で写真投稿を楽しめます。
- 家族との連絡を重視したい方へ:LINEが一番人気。音声通話やグループチャットが簡単です。
- 情報収集が目的の方へ:**Twitter(X)**なら、興味のある分野の最新情報をすばやく得られます。
無理にすべてのSNSを始める必要はありません。まず1つに絞り、慣れてきたら他のSNSにも挑戦するのが良いでしょう。以下ではそれぞれのSNSを詳しく見ていきましょう。
X(旧:Twitter)
X(旧Twitter)は、情報収集や発信が手軽に行えるSNSであり、SNSとしての先駆けともいえる存在で、50代以上の方々にとっても名前にはなじみがある方も多いかと思います。令和2年度の調査では、Xの利用率は50代で29.6%、60代で13.5%となっています。国内月間アクティブユーザー数は4,500万人、世界月間アクティブユーザー数は3億3,000万人と言われています。
X(旧:Twitter)は、リアルタイムで情報が更新されるのが特徴で、最新のニュースやトレンドをいち早く知ることができます。趣味や仕事に関連する情報を収集したり、関心のあるテーマを深掘りするのに役立ちます。気軽に自分の意見を発信したり、同じ趣味を持つ仲間と出会えるのが魅力です。匿名性が高いので、プライバシーや情報漏洩が気になる50代以上の人には向いているSNSです。
ただ、一方で匿名性が高い分、信頼性に欠ける情報やフェイクニュースが流れることもあります。真偽を確かめずに拡散すると、誤解を生むリスクがあるため、情報の取捨選択が重要です。これはSNSのみではなくニュースや新聞といった報道全般に言えることですが、情報をただ鵜呑みにするのではなく、自分で考える力が大事ですね
Instagramは、写真やリールと呼ばれるショート動画などを中心にしたSNSとして幅広い世代に人気があります。
国内月間アクティブユーザー数は3,300万人、世界月間アクティブユーザー数は10億人と言われています。運営はMeta社で、後にご紹介するFacebookと同じ会社が運営しています。
10~30代、とくに女性から支持を集めていて、「インスタ映え」というワードはよく聞きますが、写真や動画の投稿がメインとなっています。投稿に“#(ハッシュタグ)”を付ける文化が根づいているのもInstagramならではの特徴です。企業からも注目を集めていて、ファンを囲い込めればそこでのビジネス展開も広げられるのが特徴です。
50代の方々にとっても、写真を撮ってアップするだけなので気軽に始めることができ、料理、ガーデニング、旅行、ペットなど、さまざまなテーマの投稿を通じて趣味仲間を見つけることができます。また、自分の趣味や日常を写真で共有することで、共感を得たり、新しいつながりを築いたりする機会が広がります。
ただ、Instagramでは「映える」写真が多く投稿されますので、他人の華やかな生活と自分を比較してしまい、気持ちが落ち込むことがあります。50代以降ともなれば「人にどう見られるか」を気にするよりもありのままの自分を受け入れて素直に表現することが得策です。
また、投稿が写真や動画になりますので、無意識に個人情報や居場所がわかる内容を載せてしまう場合があります。プライバシー設定を確認し、必要以上の情報を公開しないよう注意しましょう。
Facebookは、Instagramと同じMeta社が運営していて、SNSの中でも長年にわたり幅広い世代に利用されています。国内月間アクティブユーザー数は2,800万人、世界月間アクティブユーザー数は27億4,000万人となっており、他のSNSと異なり、30代・40代の男性にユーザーが多く、50代以上のユーザーも多くなっています。
実名登録が基本で、若年層の利用率が低いためか、社会的なつながり、リアルでの関係性を軸としてオンライン上でも人間関係を広げていくといった使われ方が多くなっているようです。
基本的には実名登録なので、匿名性の高いSNSと比べて安全な環境でやり取りができます。これは、信頼性のあるコミュニケーションを重視する50代の方々にとって安心材料となります。炎上騒動なども起こりづらいのがメリットと言えるでしょう。
ただ、実名登録である分、実際に交流がある人とのコミュニケーションが基本となるため、「いいね」やコメントを返すなど、交流に対するプレッシャーを感じる場合があります。また、多くの友人を持つと通知が増え、情報過多に陥ることもあります。
BlueskyやThreadsなどの新しいSNS
近年、SNSの多様化が進み、新しいプラットフォームとしてBlueskyやThreadsが注目を集めています。
Blueskyの特徴
- 分散型SNS
中央管理ではなく、複数のサーバーが独立して運営される「分散型ネットワーク」を採用。ユーザーが自由にコミュニティを選択可能です。 - 広告やアルゴリズムの影響が少ない
ユーザー主体の運営が可能で、広告やアルゴリズムによる情報操作が少ないのが特徴です。 - Twitterとの類似性
投稿形式やUIがTwitterに似ており、移行がスムーズ。Twitterユーザーにとって馴染みやすいプラットフォームです
Blueskyは、元Twitter CEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)が中心となって立ち上げたプロジェクトで、2022年に独立した企業として正式に運営を開始しました。ですので、「昔ながらの」Twitterに似ているという意見も多く聞かれます。
これらのSNSは、プライバシー重視や広告の少なさを特徴としており、50代が情報過多や煩わしさを感じることなく、必要な情報に集中できる環境を得ることができます。一方で、新しいSNSはユーザー数がまだ限られているため、交流の幅が狭い場合があります。何かの目的を持ってこういったSNSを利用するためには、ある程度の忍耐と発展を見守る姿勢が必要です。
「SNSは怖い」と感じる50代以上の方へ──安心して始める方法とその魅力
これまでSNSについて説明してきましたが、それでも、「SNSは怖い」「なんとなく自分には向いていない」と感じていませんか?
特に50代以上の方にとって、SNSは若者が使うもの、プライバシーが心配、といったイメージがあるかもしれません。しかし、SNSは使い方さえ工夫すれば、安心して利用でき、生活を豊かにする便利なツールです。今回は、SNSを始めるメリットや安全に使うコツをお伝えします。
SNSを始めるメリット
SNSを通じて、趣味や関心が同じ人たちとつながることができます。例えば、旅行やガーデニング、料理といった興味を共有するコミュニティに参加することで、同じ趣味を持つ仲間と情報交換を楽しめます。
SNSを使えば、遠くに住む家族や旧友と手軽にコミュニケーションを取れます。写真や動画を共有したり、近況を気軽に報告することで、これまで以上に親密な関係を築けます。特にFacebookやInstagramは、50代以上の利用者も多いため、無理なく使い始められます。
SNSでは、自分の興味がある分野の最新情報を手に入れることができます。例えば、健康や美容、地元のイベント情報など、テレビや新聞では得られないような情報も簡単に探せます。
安心してSNSを始めるためのポイント
初めてのSNSでは、無理に多くの友達を作ろうとせず、家族や親しい友人だけをフォローすることから始めましょう。これにより、安全で落ち着いた環境で使い方を覚えられます。
SNSには、自分の投稿を誰が見られるかを制限する「プライバシー設定」があります。この機能を活用することで、投稿内容を見せたい相手だけに限定できます。最初は「非公開」や「友達限定」に設定するのがおすすめです。
また個人情報を公開しすぎないことも大切です。プロフィールには必要最小限の情報を記載し、プライバシー設定を強化しましょう。
大手SNSには、初心者向けの使い方ガイドやサポートページがあります。最初はこれらを参考にして、安全に利用する方法を学びましょう。また、不明点があれば、家族や詳しい友人に相談するのも良い方法です。
SNS上の情報は必ずしも正確ではありません。信頼できる公式アカウントや、専門的な情報を発信するアカウントをフォローすることを心がけましょう。また、無理に他人の投稿に「いいね」を押したり、コメントを残す必要はありません。自分のペースで楽しむことが大切です。
- 怪しいリンクをクリックしない:フィッシング詐欺のリスクがあります。公式サイトや信頼できるリンク以外は注意が必要です。
- マナーを守る:相手への配慮を忘れず、誹謗中傷やトラブルを避ける投稿を心がけましょう。
- 適度な利用を心がける:SNSに依存せず、自分のペースで楽しむことが大切です。
といったことに気を付けながら楽しめば、SNSはきっと楽しいコミュニケーションの場となるはずです。
まとめ
50代・60代にとって、SNSは家族や友人との交流、新しい趣味やコミュニティの発見に最適なツールです。
本記事では、SNSの基本やおすすめプラットフォーム、安全に楽しむポイントを解説しました。まずは自分に合ったSNSを選び、無理なく始めてみましょう。SNSを活用することで、新たなつながりと情報が日常生活を豊かにしてくれるに違いありません。
SNSは単なるツールではなく、生活を豊かにする大きな可能性を秘めています。50代・60代だからこそ、これまでの人生経験を活かして、新しいつながりを作り、情報を発信する力があります。
最初は少し勇気がいるかもしれませんが、始めてみれば意外と簡単です。ぜひこの記事を参考に、あなたもSNSを始めてみてください。SNSを通じて広がる新しい世界が、きっとあなたの日常を彩ってくれるはずです。