2024年2月に韓国の釜山で行われている卓球の世界選手権。女子団体戦で日本の平野美宇と対戦したブラジル代表のアレシャンドレ選手に注目が集まっています。
身体にハンデがある方のスポーツ大会ですと”パラリンピック”とイメージしてしまいますが、アレシャンドレ選手はハンデがない世界選手権で団体戦に登場しました。
プロフィール
【アレシャンドレ選手のプロフィール】
- 名前: ブルナ・コスタ・アレシャンドレ (Bruna Costa Alexandre)
- 出身: ブラジル サンパウロ州サンカエタノドスル
- 生年月日: 1995年3月28日
- 身長:160cm
- 体重:70kg
- 世界ランク:229位
アレシャンドレ選手は生後3カ月で血栓症により右腕を失いました。接種したワクチンによる血栓症ともいわれています。
アレシャンドレ選手は、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで団体戦とシングルスで銅メダルを、コロナ禍のため、2021年に開催された東京パラリンピックでは、シングルスで銀メダルを獲得しています。
アレシャンドレ選手のこれまでの成績
- 2014年 北京世界パラ卓球選手権大会 団体銅メダル
- 2014年 北京世界パラ卓球選手権大会 シングルス銅メダル
- 2016年 リオデジャネイロパラリンピック シングルス銅メダル
- 2016年 リオデジャネイロパラリンピック 団体銅メダル
- 2017年 パンアメリカン選手権 団体金メダル
- 2017年 世界パラ卓球選手権大会 団体金メダル
- 2019年 パンアメリカン選手権 団体銀メダル
- 2021年 東京パラリンピック シングルス銀メダル
- 2023年 サンチアゴ パンアメリカン競技大会 団体銅メダル
パンアメリカン競技大会は日本では馴染みがないですが、南北アメリカ大陸の国々が参加し、4年に一度開催される総合競技大会です。略称で「パンナム・ゲームズ(Pan-Am Games)」と呼ばれることもあります。
日本でいうと、アジア大会のような感覚でしょうか??
世界卓球でのネットの反応
片腕で戦うアレシャンドレ選手には、多くの称賛の声がみられました。
特にサーブのシーンでは、「片手だけで、強い回転サーブできるのすごい」といった意見が多く見られました。
卓球は確かにラリーは片手のみ使うイメージですけれども、サーブだけは両手を使いますよね。
ハンデを持ちながら世界レベルの選手と対等に戦える力を持っているということは、並大抵の努力ではなかったと思います。
戦った平野未宇選手も「パラリンピックのトップ選手は本当に強いし、一緒に試合ができるのが卓球の良さだと思います」と語っています。
まとめ
アレシャンドレ選手は、2024年のパリ五輪では、オリンピックとパラリンピック両方での出場を目指しているそう。今回の世界選手権での活躍で、その期待が更に高まりますね。
今後の更なる活躍に期待しましょう。